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特装車の様々な種類とその役割② | 特殊⾞両ならトノックス

特装車(とくそうしゃ)とは、自動車メーカーが生産した自動車(完成車)に対し、特定の用途や目的の為に部品や装置を取付けたり、ボディやシャシに対して改造を加えられたものを指します。

トノックスでは支援車や津波対策車、消防車、高速道路パトロールカーなど多種多様な特装車を製造していますが、今回は様々な特装車の種類とその役割についてご紹介します。



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1.移動販売車・キッチンカー(ケータリングカー・フードトラック)

国見バーガーキッチンカー国見バーガーキッチンカー( Wikipedia より)


移動販売(いどうはんばい、英:mobile catering)は、自動車などで運んで来た商品を、常設の店舗以外で販売する小売業の形態で、無店舗販売や行商の⼀種ですが、移動販売の業態や用途に合わせて自動車を改造し、様々な機能を持たせ多様性をもたせた移動販売専用の特種用途自動車を、「移動販売車」といいます。

キッチンカー(英:food truck)は、ケータリングカーやフードトラック等と呼ばれ、特に食品の調理を目的とした設備を備える車両の⼀般名称です。
特種用途自動車の⼀種ではありますが、ほとんどの車両には飲食のための客席を車内に備えられていないため、道路運送車両法等に定められる食堂車とは異なるものが多いようです。

⼀般に食品の移動販売、ケータリングに用いられ、陸上自衛隊、警察の機動隊等の調理施設を備えた車両もキッチンカーと呼ばれています。


2.放送宣伝車・広告宣伝車(アドトラック・広告トラック)

⼩型のアドトラック(アメリカ合衆国)⼩型のアドトラック(アメリカ合衆国)( Wikipedia より)


放送宣伝用自動車とは、車室、荷台等に放送をおこなうための設備(放送設備)または商品等を展示するための設備(展示設備)を有する車両のことです。
車体の外側に確実に固定された拡声器により、車室外に放送できる設備を有しているもので、放送のために備えられた放送機器が、走行中の振動等により移動することがないよう車体に確実に固定され、車室内において操作可能であることを満たしている必要があります。

展示に用いられる設備は、走行中の振動等により移動することがないようボルト等により車室、荷台等に確実に固定されていることが要件となります。
運転者席(運転者席と並列にある座席を含む)の背あての後縁から前方にある範囲を除く車室及び荷台の面積のうち、放送設備または展示設備及びそれらの設備を利用するために必要な場所の占める⾯積の合計が2分の1以上を占めている必要があるため、後部座席はない場合がほとんどです。

広告宣伝⾞(こうこくせんでんしゃ)とは、トラックの荷台にあたる箇所の側面などに大判の広告を掲出するなど、商品やサービスなどの広告・宣伝を主たる目的として運行・設置される自動車で、多くは人目の多い繁華街などを走行しながら、通行人等の目に触れさせることで宣伝活動を行う車両のことです。
音声や映像などによる宣伝を伴う場合もあり、広告宣伝車による広告を仲介・実施する業者のあいだでは「アドトラック(ad truck)」という呼称が好んで用いられるほか、「車体広告」「広告トラック」「移動媒体」などとも呼ばれています。

3.中継車(放送中継車・制作中継車・報道中継車・移動体通信車・音声中継車・ラジオカー)

イギリス、BBC と、スウェーデン、TV4 のSNG 中継車イギリス、BBC と、スウェーデン、TV4 のSNG 中継車( Wikipedia より)>


中継車(ちゅうけいしゃ)とは、テレビやラジオの映像や音声を収録、伝送するための機材を搭載した自動車のことです。
主にスタジオ外で行われる催しや、報道を効果的に放送するために使われ、日本国内では2013年時点で600台が登録されています。

日本において最初の中継車が登場したのは1952年で、スポーツ中継などに使用されました。1959年の上皇明仁・上皇后美智子ご成婚パレードを機に民放各局にも導⼊され、1964年の東京オリンピックをきっかけにカラー化、その後1980年代には現在の中継車の原型となるVTR・スイッチャ・カメラを搭載したタイプが登場しました。

⼀般に中継車といわれるものの多くは制作中継車と呼ばれるもので、数台から⼗数台のカメラを搭載し、内部にはCCU(カメラコントロールユニット)やCG装置など多くの機材が設置され、車体も⼤きなものが選ばれます。

近年では駐車中に車体を拡幅しより多くのスタッフを収容できるタイプも存在していますが、報道番組における現場からの中継には、それほど多くのカメラや機材を必要としないことから、より小型で住宅街などにも⼊っていける報道中継車が利用されることが多いようです。

これらの中継車は、映像をFPUやSNG(衛星)により伝送することから、FPU中継車とかSNG中継車とも呼ばれ、車体上部に⼤きなパラボラアンテナを装備しているのが特徴です。

多くの中継車は取材先で駐車し業務を行いますが、マラソンや駅伝に使用する場合には選手にあわせてほぼ常時移動するものもあり、それらは移動中継車と呼ばれることがあります。また、走行しながら映像を伝送する必要から、アンテナ角度を随時変更する移動体通信車とも呼ばれます。

⾳質が求められるコンサートの中継や、ラジオ放送に用いられる中継車は音声中継車と呼ばれ、レコーディングスタジオ並みの機材を搭載したものも存在しています。
移動中継⾞は、ラジオ放送局がリポートの拠点とするため、ラジオカー(Radio Car)と呼ぶ場合もあります。

通常の中継用無線機の電波型式はナローFMが多いですが、高い音質が要求される中継で使用されるラジオカーはFMカーと呼ばれワイドFMが使⽤されます。
なお中継用無線機を搭載しておらず、放送局のロゴが描かれているだけの社⽤⾞をラジオカーと呼んでいる局もあるようです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、商用広告、販売、放送を目的とした特装車をご紹介しました。

トノックスは、特装車・塗装・計測解析業務・レストア専の製造会社です。

創業以来、知識・経験・技術力を積み重ね、長い歴史の中で常にお客様の課題解決のために最善の品質を追求していくことを大切にしてきました。

それは、私たちの車づくりへの姿勢でもあります。
個人のお客様の⼀台のご注文から、国の行政機関・公共団体の大口のご発注まで多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる⼀貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。


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