キッチンカー（移動販売車・ケータリング・フードトラック）の入手方法とカスタム① | 特殊車両ならトノックス

⒈ 手持ちの車や購入した車に自分で改造をする
どんな車両をベースにするかで大きく変わってきますが、簡易的な改造キットでしたら15〜20万円で設置できることもあるようです。ベース車両を中古で購入するなど、工夫次第で安価に抑えることも可能です。
保健所を通すための改造が必須ですが、運転席と作業場との隔離、床を平面にする、全体を拭きやすい素材に変える、販売口を作る、シンク、冷蔵庫（またはクーラーボックス）、温度計、ガスコンロ、ゴミ箱の設置等全てホームセンターでほぼ入手できます。
保健所で営業許可の審査を受け問題なく許可が下りれば、営業許可書を車内の見えやすい場所に設置し、営業スタートです。

⒉ キッチンカーの中古車を購入する
この場合も、どの車両をベースにし内装や外装がどの程度充実しているかにもより価格はピンキリですが、知人伝いに譲り受けるなどの場合はかなり安価で済むこともあります。
塗装のし直しやお店のロゴを入れるなど、自分のお店用にカスタムしたりが必要ですが、営業許可を一度取得したことのある車なので、保健所の審査も通りやすいのがメリットです。
中古車はどこか内装に不具合や故障がある場合も多いので、購入前にしっかりチェックし、補修・リノベーションを考慮しておくことも重要です。

⒊ オーダーメイドでキッチンカーを製作する
キッチンカーでの開業資金がある程度貯まっていて、理想のキッチンカーのスタイルにこだわりたい場合は、予算と制作期間がかかりますが、オーダーメイドが最も良い方法となります。
まずはキッチンカーなど特殊な車を専門で製作している業者を探します。
「キッチンカー オーダーメイド」「移動販売車 専門」などで検索するといくつか出てくるでしょう。
ここで気をつけたいのは、ご自宅からなるべく近くの業者さんであることと、提携している自動車メーカーは希望の車種か、長年の実績があり保健所の審査ポイント等を熟知しているかなどです。
ベース車両のチョイスや手配込みで依頼してもいいですし、車両は自分で購入し改造のみをお願いする場合もあります。ご自身にとってやりやすい方法で進めましょう。
扱う商材は何か、車内のレイアウト（冷蔵庫のサイズ・ガスコンロ設置の有無・冷凍庫の有無・作業台スペースなど）や外装などイメージがはっきりしている場合は、ご自身で完成イメージを準備されてもいいですし、担当者に図面を作成してもらってもいいでしょう。
製作工程のプランニング、完成イメージのすり合わせなど密に連絡を取り合い、何度か打ち合わせをする必要があります。
時間をかけてオーダメイドした車両が仕上がった時の喜びはひとしおです。