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電気自動車(EV)発展の歴史② | 特殊車両ならトノックス

近年、環境にやさしい車としてEV(電気自動車)が普及し始めていますが、実は最初に登場したのは、ガソリン自動車ではなく電気自動車でした。
電気自動車とは、電気をエネルギー源とし、電気モーター(電動機)で走行する車のことで、一般的に略称で「EV(Electric Vehicle)」と呼ばれています。
ガソリンを燃焼させて走行しないため、二酸化炭素や窒素酸化物を出さないので、環境にやさしいエコカーとして推進されているのです。
そんなEV発展の歴史について、前回は電気自動車の始まりから、2000年代に本格普及の道が拓いたところまでまとめました。
今回は、2010年代と2020年代までをまとめ、ゼロエミッション車についても言及しようと思います。


1.電気自動車の始まり

地球温暖化が先送りできない問題となった2000年代以降、政策として再生可能エネルギーの利用割合を増加させ、電気自動車の推進を図るようになりました。さらに内燃車の新規発売を規制する法律の整備が進められます。

例えば、アメリカ・カリフォルニア州の2017年のZEV規制の規制強化や、フランス、イギリス等におけるガソリン・ディーゼル車の将来的な新規販売禁止といった規制により、電気自動車の開発と販売は急務となりました。

技術者たちのたゆまぬ努力の結果、電池技術が改良され、パワーエレクトロニクスが発展。電気自動車の技術的な障壁は下がり続けます。

電源ケーブルが接続された電気自動車電源ケーブルが接続された電気自動車


東京モーターショーでは、電気自動車で先行する大手メーカーの1社がスポーツ車のEVモデルを発表したほか、世界に誇る某自動車メーカーは、長距離の航続距離を可能にする全固体電池の実用化を発表しました。
このようにして、全固体電池への投資は2020年以降、各自動車メーカーの投資が過熱する流れとなります。


2.100%ゼロエミッション車の目標を掲げる2020年代

2021年11月COP26とも知られている「第26回気候変動枠組条約締約国会議」が開かれました。気候変動対策や地球温暖化対策が主要なトピックとなり、「100%ゼロエミッション車とバンへの移行を加速することに関するCOP26宣言」が行われ、内容は主要市場においては2035年、全世界では2040年までにすべての新車販売をゼロエミッション車とするもので、世界39か国とそのほかの都市や州、地方自治体、自動車メーカーなどが合意をし、署名をしました。

日本では、地方部においてガソリンスタンドの廃業が多発し、生活インフラが危ぶまれている深刻な状況で、電気自動車の普及が解決策になるのではと期待されました。

一方で、半導体不足という新たな問題が浮上しました。
自動車、パソコン、モバイル、ゲーム機など、その他産業においても半導体の需要が増加。これにより、世界的に半導体不足が懸念されているのです。

電動化により、車もこれまで以上に半導体が必要となるのに、半導体の供給が追い付いていません。
自動車各社が苦慮する中、半導体を自社で設計・生産する体制のあるテスラが過去最高の年間販売台数を達成。自動車業界は、やり方を柔軟に変える必要に迫られているのです。

2022年には、CASEと呼ばれる100年に一度の自動車産業の大変革にあたり、カーボンニュートラル(二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量から、吸収量と除去率を差し引いた合計を、ゼロにする)社会実現のために、自動車の電動化は必要不可欠な技術なのです。

2035年までにEU加盟国では新車販売を電動車100%にするとの目標を掲げており、2035年からガソリン車をはじめとする内燃機関自動車の新車販売を禁止すると決定されています。


3.EV車の種類と、ゼロエミッション車の分類

ここまで電気自動車の発展をまとめましたが、ここからは電気自動車の現在と将来のことを理解するために重要な、「ZEV規制」と「ゼロエミッション車」についてもまとめていこうと思います。

たびたび出てくるのが、「ZEV規制」です。

「ZEV規制」とは、大気汚染対策として、アメリカのカリフォルニア州で導入が定められた規制です。自動車メーカーが州内で自動車を販売する場合、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)といった、排出ガスを出さない無公害車(ZEV:zero emission vehicle 直訳で「排出ゼロ車」の意)を一定比率以上販売することを義務付けたものでした。

改めて、EVの種類を確認していきます。

ゼロエミッション車に含まれるのは、電気自動車、燃料電池車、電動自転車、ソープボックスなど。一つ一つ確認していきましょう。
電気自動車(EV)の種類は大きく分けて4つです。

BEV(バッテリ式電気自動車)
エンジンがなく、外部電源によるバッテリ充電でモータ走行します。

HEV(ハイブリッド車)
エンジンとモータの両方を持ち、エンジンで発動してモータを動かします。排出ガスがあるため、ゼロエミッション車には含まれません。

PHEV(プラグインハイブリッド車)
エンジンとモータの両方を持ちながら、外部電源も使うことが出来ます。HEVよりも走行時間が長く持つことが出来ます。こちらも、ゼロエミッション車に含まれません。

FCEV(燃料電池自動車)
ガソリンも電源も不要で、水素を燃料とする電気自動車です。エンジンは水素と酸素から発電するためにあり、モータで走行します。

そのほか、電動自転車(電動機でも走行可能な自転車)、ソープボックス(エンジン等の動力を持たず、重力のみを動力源として走る車両で、主に坂道の上から下り坂を走行する)などがあります。


4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
EVの発展の歴史とゼロエミッション車について、二回にわたって簡潔にまとめてみました。一言に電気自動車(EV)と言っても様々な種類があり、ゼロエミッション車に該当するもの、そうでないものがありました。
地球のためにも、あとの世代のためにも、より環境にやさしい車が開発され、進化していくことを願います。