特装⾞の新しい需要 〜IOT への進化〜 | 特殊車両ならトノックス
1.高まるIOTへの期待
特装車(とくそうしゃ)とは、特定の⽤途や⽬的に合わせて、⾃動⾞メーカーが生産した自動車(完成車)のボディやシャシに、部品や装置を取り付けたり改造を加えたりしたものを指します。
近年、働く車を手がける特装⾞メーカーが、⾞両のIoT化に向かって技術の開発や導入を進めています。
特装車のIoTの⼀例としては、車両の稼働状況を監視、記録して修理作業の効率を向上したり、部品交換のタイミングを計測し必要に応じて提案したりなど、事故やトラブルを未然に防ぐ安全管理のデジタル化などがあります。
特装車のIoTについては、以前、こちらの記事でも取り上げておりますのでご参考ください。
▼特装車の新しい需要 | 特殊車両ならトノックス
http://tonox.jp/20200609/blog57/
▼世界のIOTに見る車の変化 〜前編〜
http://tonox.jp/20200616/blog58/
▼世界のIOTに見る車の変化 〜後編〜
http://tonox.jp/20200623/blog59/
2.IOTとは
IoTとは”Internet of Things”の頭⽂字をとったもので、”Internet of Things”は「モノのインターネット」と訳します。読み⽅はアイオーティーです。IoTとは、モノがインターネット経由で通信し合い、データを共有したり指令を出したりすることを意味します。
IoTという⾔葉ができる以前、インターネットはコンピュータどうしを接続するためのもので、主にパソコンやサーバー等のIT関連機器が接続されていました。しかし、現在では、スマートフォンやタブレット端末、ゲーム機器なども接続されるようになり、さらには家電やスマートホームなど住まい全体もネットワークに接続される環境が⾝近なものとなってきました。
テレビやデジタルカメラ、デジタルレコーダーや最近話題のスマートスピーカー等のデジタル情報家電をインターネットに接続する流れは、今後もより加速していくと思われます。デジタル化された映像、音楽、音声、写真、絵画、文字情報など様々なデータがインターネットを介して伝達されるテクノロジーが、ますます⾼度に発展して行くことでしょう。
このように世界中に張り巡らされたインターネットはあらゆるモノがコミュニケーションをするための情報ネットワークになりつつあります。 そして、今までインターネットにつながっていなかったモノをつなぐことを、IoT(Internet of Things)=モノのインターネット化と呼んでいます。
IoT という⼿段で何を⽬的とするかの明確な定義はありませんが、IoTには様々な応用例が考えられています。
3.特装車と架装車の違い
特装⾞のユーザーを⾒ると、意識の⾼い事業者が取り組みをスタートさせ、IoT技術への具体的な要望も少しずつ増えてきています。特装⾞メーカー各社がIoTサービスを投⼊するのは、新しい技術への興味関⼼が⾼いユーザーを刺激し、潜在ニーズを掘り起こそうとの狙いもあるようです。特装⾞メーカーが開発した⾞両システムにおいても、実際に稼働することで現場からの具体的なニーズが明らかになるなど、新たな可能性を発掘することができます。
特装⾞はそれぞれの⽬的に応じた特殊な機能を持っており、利⽤する現場のニーズもニッチなものが多いのが現状です。これまでも特装⾞メーカーはこうしたニーズに対応し、⾃動⾞メーカーが対応できない製品やサービスを開発することで、成⻑してきた経緯があります。
今後はIoT技術を介して顧客と直接つながり、特装⾞の新しい需要を開拓する動きも加速することが予想されます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、特装⾞の新しい需要としてのIoTについてご紹介しました。
トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。
当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。
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