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自動車の歴史と未来が見える!日本でおすすめの自動車博物館4選 | 特殊車両ならトノックス

日本国内には、国内、国外の新旧の四輪車や二輪車、トラック、レーシングカー、自動車の心臓部であるエンジン、繊維、鍛造たんぞう部品に関する歴史から先端技術まで、様々な自動車、自動車部品に関わる技術・歴史・未来を展示している博物館が多数あります。

今回は、それらの中から、特に一般の方へ広く自動車の歴史や貴重な資料を公開している博物館をピックアップしてご紹介します。

STANBUL, TURKEY - JUNE 5, 2016: Industrial Museum Rahmi Koc Istanbul presents a collection of achievements of the world industrySTANBUL, TURKEY – JUNE 5, 2016: Industrial Museum Rahmi Koc Istanbul
presents a collection of achievements of the world industry


自動車の過去・未来館

自動車の過去・未来館は、東北大学創立100周年記念の一環として貴重な資料を同校の学生・教職員のみならず、次代を担う小・中・高校生や市民にも見てもらおうと、2008年11月1日に開館しました。

展示されている米国フォード自動車製T型(1926年製)およびA型(1931年製)クラシックカーは、株式会社オプトエレクトロニクス代表取締役社長俵政美氏より、また、トヨタ自動車製F1レーシング用エンジンは、100周年を記念してトヨタ自動車株式会社より東北大学大学院工学研究科に寄贈されました。

開館にあたり、東北大学の機械系の学生・教職員の有志チームで修復、レストア(老朽化により劣化・故障した自動車を修復し、走行可能にすること)を行い、走行可能にしています。

開所式ではデモ走行が行われ、現在も学生・教職員がメンテナンスを行い、自走できる状態で展示されています。
毎年7月末に行われる東北大学オープンキャンパスでは、エンジンの始動実演を観覧することができます。

所在地:仙台市青葉区荒巻字青葉6-6 東北大学 青葉山東キャンパス内
URL:https://www.mech.tohoku.ac.jp/car/


トヨタ博物館

トヨタ博物館は、愛知県長久手市にある自動車に関する博物館で、トヨタ自動車創立50周年記念事業のひとつとして1989年4月に設立されました。

トヨタ自動車の運営ではありますが、ガソリン自動車誕生から約100年間の自動車の歴史をテーマに、トヨタ車だけでなく19世紀末から20世紀にかけて製造された各国、各メーカーの自動車が体系的に展示されており、2019年(平成31年)4月17日には、開館30周年記念として「クルマ文化資料室」をオープンしました。自動車に関連する歴史のひとつとして、明治時代の人力車も展示されています。

トヨタ博物館は、世界の自動車とクルマ文化の歴史、世界のクルマの進化と文化をたどる博物館として、「クルマ館」と「文化館」で構成されます。「クルマ館」では19世紀末のガソリン自動車誕生から現代までの自動車の歴史を日米欧の代表的な車両約140台で一望でき、移動の自由を象徴する「乗用車」を軸に体系的に展示構成され、ほとんど全ての車両は走行可能な「動態保存」としています。「文化館」の「クルマ文化資料室」では「移動は文化」をテーマに、ポスターや自動車玩具、カーマスコットなど自動車にまつわる文化資料、約4000点を展示しています。約800点のミニチュアカーを時間軸として、人々が織りなした多様なクルマ文化に浸れます。

また、トヨタ博物館では自動車の展示のみならず、国内外の自動車発達史、自動車産業、自動車技術、自動車文化、個別の車両や資料についての調査研究を行っています。調査の成果については、展示や館内外のレクチャー、広報誌、年報などで報告され、図書室ではこれらを支える書籍、雑誌、自動車カタログなどの資料を収蔵し、来館者にも公開しています。

所在地:〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100
URL:https://toyota-automobile-museum.jp/


日本自動車博物館

日本自動車博物館は、石川県小松市二ツ梨町にある国内初の自動車をテーマとした博物館です。「日本自動車博物館」という名前ですが、運営は、富山県小矢部市に本社を置く石黒産業株式会社が行っています。

1978年(昭和53年)11月2日、富山県小矢部市にセメント販売業・石黒産業社長(当時)の前田彰三(1930年-2005年、初代館長)氏が個人収集した自動車をもとに、自社の旧社屋を利用して開設しました。
当初の建物は、国道8号沿いの立地で道路拡幅に伴い立ち退きを強いられたことを機に、1995年(平成7年)6月に加賀温泉郷を周囲に抱える石川県の現在地に移転しています。

20世紀に日本国内で活躍した車を中心に各地より収集し、所有台数800台、常時約500台の自動車を使用当時の状態のまま保存、自動車産業の黎明期(れいめいき)の車から戦後の車まで、メーカーやジャンルなど、さまざまなコンセプトで括った分類で展示しています。特に日本製の古い商用車を多数展示しているのが特徴で「日本自動車博物館でしか見ることの出来ない貴重な車」も多数展示されています。

昭和の高度成長期は、日本人の多くが外国の豊かな生活に憧れ、その象徴である自動車に注目しました。そして、次々と性能が向上した新型車に熱狂し、「新しい物は良い物である」と、過去のモデルは次々と廃車され消えていった時代でした。前田氏は、その流れを良しとせず、仕事で使ったトラックや個人的に購入した自動車は殆ど保管しました。

1930年、戦時中の日本の地方で生まれた前田氏は、会社の跡取り若社長とは言えど、現場の仕事を一から経験し、自動車修理をしながら共に汗水流して働いた自動車達を愛し、戦争中で何も無い時代、物を大切にする想いを持っていました。仕事で大切に使っていた商用車を簡単に廃車する事は出来ず保存しつつも、戦後は、新車が販売されるたび、その性能と技術の向上に日本の企業の開発力・素晴らしさを心から賞賛し、素直に自動車を愛した人でした。

〒923-0345 石川県小松市二ツ梨町一貫山40番地
URL:https://www.motorcar-museum.jp/


四国自動車博物館

四国自動車博物館は、香南市野市町にある、四国唯一の自動車博物館です。

1990年、高知県北部の自治体・大豊町が、ふるさと創生事業として建設したアルティ300 (嶺北21世紀センター) に開設しました。

1996年に一時閉館し、2001年に香南市野市町に再オープン。様々な歴史と物語を紡いできた1960年代から1980年代のレースカー、クラシックカーを中心に、国内外のヒストリカルな車両、2輪車30台、4輪車30台を常設展示しています。

所在地:〒781-5233 高知県香南市野市町大谷896
URL:https://lovemota.vistanet.co.jp/museum/