株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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トノックスの塗装技術 | 特殊車両ならトノックス

トノックスは、車体・ボディ・パーツに利用できる防錆塗装設備を保有しています。 自動車製造会社だからこその電着塗装(ED)技術は、従来のエアスプレー方式に比べて塗装膜厚を時間や電圧などでコントロールでき、均一な膜厚での塗装を実現します。
今回は当社の塗装技術と工程をご紹介します。


1.トノックスの電着塗装12の工程

トノックスの電着塗装は、おもに12の工程を経て、最後に170度のオーブンで焼き付けし、塗料を乾燥・定着させます。
トノックスの電着塗装は、

前準備:受注した製品を治具に装着しラインに投入します
脱脂:アルカリ性の洗浄水で被塗物に付着した油分や汚れの除去を行います
第一水洗:脱脂工程で付着した洗浄液を洗い流します
表面調整:次工程の化成皮膜処理の性能を向上させる調整を行います
化成処理:被塗物の表面にリン酸亜鉛皮膜を塗膜し電着塗装の性能を向上します
第二水洗:前工程で付着した化成液を洗い流します
第三水洗:工水ミストの再利用で洗浄し、電着層への不純物入り込みを防止します
純水洗:純水で洗浄し、電着層への不純物入り込みを防止します
電着塗装:カチオン塗料槽に被塗物を浸漬し、電気的に皮膜を析出します
UF第一水洗:濾液にて過剰に付着した塗料分を洗い回収し、併せて塗膜の乾きを防止します
UF第二水洗:濾液にて電着時に付着した余分な塗料分を洗い落とします
手洗い:エアブローを用いて余分についた濾液の水滴をエアーで飛ばします
オーブン:150度〜170度の熱風循環で10〜20分の焼き付け処理をし、塗膜を形成します
冷却:熱された製品に風を当て、物温を下げて塗膜を安定させます

上記の工程を経る為、実際に量産されている各自動車メーカーの販売車両と同じクオリティの塗装を実現します。

トノックスの電着塗装12の工程トノックスの電着塗装12の工程


2.トノックスの塗装設備

トノックスの塗装設備は、新規製品の試作や、レストア用の旧車など、車種に問わず1台から塗装が可能なうえ、月あたり約500台の量産能力を保有し、最大幅2100mm × 長さ5500mm × 高さ2400mmまでの寸法、800kgまでの重量に対応しています。

大型車両専用塗装リフターは、バスやトラックなどの幅3,000mm × 長さ10,000mmまでの大型車両に対応でき、この設備により塗装前の処理作業が行え、精密で効率的かつスピーディーな塗装処理を実現いたします。

FRP(繊維強化プラスチック)、ABS(アクリロニトリル ブタジエン スチレン)、PP(ポリプロピレン)、PU(ポリウレタン)製樹脂のオプションパーツ、各アイテムへの塗装が可能です。自動車メーカーのサービスバンパー工場として月間5000本を塗装し、高い品質基準を遵守した樹脂塗装を行っています。

バンパーやスポイラーといったオプションパーツだけでなく、家具、椅子、遊具、電機製品等の自動車用途以外への対応も可能です。

そのほか、特殊な塗料を使った「ナノクリアー塗装」のカスタムペイントをご提案します。この塗装は、お客様の愛車の塗膜を半永久的に保護し、光沢を保つことができます。


3.その他の塗装技術

電着塗装のほか、トノックスでは樹脂塗装やナノクリアー塗装などの高性能塗装を行なっています。

樹脂塗装は、自動車メーカーのサービスバンパー工場として月間5,000本の塗装実績があり、高い品質基準を遵守した樹脂塗装を行っています。FRP(繊維強化プラスチック)、ABS(アクリロニトリル ブタジエン スチレン)、PP(ポリプロピレン)、PU(ポリウレタン)製樹脂のオプションパーツなど、各アイテムへの塗装はもちろん、バンパーやスポイラーといったオプションパーツだけでなく、家具、椅子、遊具、電機製品等の自動車用途以外への対応も可能です。

ナノクリアー塗装は、塗膜をキズから保護するとともに、耐スリ傷用に強く優美な肌とツヤが得られるウレタン塗装です。この塗装は、特殊な塗料を用いることで、愛車の塗膜を半永久的に保護し、光沢を保つことができます