株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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マイクロ・ユーテリティ・ビークルの車両開発 | 特殊車両ならトノックス

トノックスでは、敷地面積46,000㎡となる平塚工場で軽乗用車からバス・トラックなどの大型車両まで幅広い車種の車体製造・特装車架装に対応し、年間3,000台超の生産を行っています。

その生産力をもとに、マイクロ・ユーテリティ・ビークル(MUV)の車体組立・技術検証を行い、当社の強みを活かしたMUVの量産へ向けた取り組みを推進しています。


1.マイクロ・ユーテリティ・ビークル(MUV)とは

「マイクロ・ユーテリティ・ビークル(Micro Utility Vehicleの略、以下 MUV)」とは、高齢化や人口減など社会構造の急激な変化を迎える社会に向けて、身近でもっと使いやすく活躍できる超小型EVを追求した先に行き着いた車両です。

株式会社エイチワン、株式会社山田製作所、株式会社都筑製作所、ブルースカイテクノロジー株式会社の4社で共同研究することを目的に、経済産業大臣の認可により設立された法人「超小型EV技術研究組合(Micro EV Technology Research Associationの略、以下METAx)」と、トノックスが生産技術検討協力を結び、開発にあたりました。

充実した積載スペースと1人乗り用キャブが特徴の、バイクとクルマの間にあるニューカテゴリとして2026年頃の量産を目指し、事業会社を設立して資金調達を行い量産仕様の開発を進めています。


一人乗りミニバンタイプの超小型EVイメージ一人乗りミニバンタイプの超小型EVイメージ


「超小型EV技術研究組合(METAx)」組合員の概要(五十音順)

株式会社エイチワン(埼玉県さいたま市)
国内外自動車メーカー向け自動車骨格部品の製造で培った製品設計・車体性能解析・製造・試作技術を持つ。

株式会社都築製作所(長野県坂城町)
大手自動車メーカー向けステアリングシステム部品の製造や大手建設機メーカー向け油圧制御バルブの製造で培った高い生産技術・性能試験ノウハウを持つ。

ブルースカイテクノロジー株式会社(神奈川県厚木市)
電動車両開発ノウハウを活かし、電動車両開発に関するコンサルティング業を行う。

株式会社山田製作所(群馬県伊勢崎市)
大手自動車メーカー向けオイルランプ、ステアリング部品等の製造で培った高い機能部品の設計・開発技術を持つ。


2.超小型EV技術研究組合(略称:METAX)の設立

「CIP(Collaborative Innovation Partnership、技術研究組合)」は、複数の企業、大学、独法等が協同して試験研究を行うことにより、単独では解決出来ない課題を克服し、技術の実用化を図るために、主務大臣の認可により設立される法人です。

「超小型EV技術研究組合(略称:METAx)」は、カーボンニュートラル社会実現のために求められている「車両の電動化」に加え、今後需要の増加が見込まれる、「ラストワンマイル(※)の配送やデリバリーサービスにおける新たなソリューション」として、2022年10月11日経済産業省の認可を受けて設立されました。

超小型EVの更なる普及に向けて、

●安価で実用的な製品
●安全で安心して使用できる製品
●事業として成立する製品

である必要があります。METAxは、これらを実現するための技術的な課題を解決することで、事業化可能で低価格、高品質な国産超小型EVの実現を目指しています。

また、METAxは「3輪バイクより大きな積載量を持ち、軽バンより短距離移動に重点をおいた軽自動車未満の手軽な超小型EVを開発することで、EVの更なる普及に向けた選択肢の多様化に貢献すること」を目標に掲げており、試作車両の製作・評価・実証実験を行い、2025年頃の量産を目指して活動しています。

※ラストワンマイルとは
モノ・サービスが物流サービスの利用者に到達するまでの最後の一区間のことで、例えば、集配センター~自宅の区間などを指します。


3.マイクロ・ユーテリティ・ビークルの⾞両開発へ

⾞体製造・特装⾞架装を得意とするトノックスは、マイクロ・ユーテリティ・ビークルの⾞両開発へ向けて、「超⼩型EV技術研究組合(METAx)」と⽣産技術検討協⼒を結び、⾞両の組⽴・技術検証を行ってまいりました。

トノックスは、METAxの協力企業として、2023年10⽉28日から一般公開されるジャパンモビリティーショー(JAPAN MOBILITY S HOW 2023)に出展するほか、⾞体製造・特装⾞架装メーカーとして初代シルビアを始めとする⾞体製造、⾃動⾞メーカーの試作業務など実績と信頼を積み上げた企業基盤と、元⽇系⾃動⾞メーカーのEV開発を担当したエンジニアが造りあげる本物のEV⾞両(MUV)と、強みを最⼤限に⽣かして、今後量産に向けた取り組みを⾏っていくことを発表しました。

製作したコンセプトカーは、バイクより大きくて、軽バンより小さい、ミニカーサイズの車です。小規模配送等での運用を想定したバイクとクルマの間を埋める、超小型 EV コンセプトカーMUV (Micro Utility Vehicle)で、完全新設計の本格的なプラットフォームによって安心の走りを実現します。