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国土交通省の先進安全自動車(ASV)推進計画② | 特殊車両ならトノックス

1.ASV推進計画における取り組み

ASV推進計画は、1991年度より、「クルマの高度化による更なる交通事故の削減」を目指し、国土交通省と産学官の協力のもと、先進安全自動車(ASV)に関する技術の開発・実用化・普及を目的として進められてきました。

昨今、先進安全技術を統合・発展させる形で自動運転の実用化に向けた新技術の開発が進められている状況等を踏まえて、2016年〜2020年度の第6期では、「自動運転の実現に向けたASVの推進」を念頭に置いた取組みを実施しました。


「ASV推進計画」の第6期(2016〜2020年) (ASV(先進安全自動車) | 自動車総合安全情報 サイトより)ASV推進計画」の第6期(2016〜2020年) (ASV(先進安全自動車) | 自動車総合安全情報 サイトより)



これまで全6期30年に渡って交通事故死者数の低減に資するASV技術の実用化を遂行すると共に、令和3年(2021年)3月に策定された『第11次交通安全基本計画』においては、「道路交通の安全についての目標」として24時間死者数を2,000人以下とすることが掲げられ、この目標を達成するための具体的な施策として、運転者の先進技術に対する過信・誤解による事故防止に向けたASV技術に関する理解醸成、通信技術の利用や地図情報と連携した先進安全技術に係る技術指針の高度化等を進めてきました。

これらを踏まえ、2021年度からは、「自動運転の高度化に向けたASVの更なる推進」を基本テーマとした『第7期ASV推進計画(5か年)』を開始し、自動運転の高度化に必要な先進安全技術について、開発・実用化の指針を定めることを念頭に具体的な技術の要件等について検討を行っています。


2.第6期(2016〜2020年度)の取り組み

ASV推進計画の第6期では、先進安全技術を統合・発展させる形で、自動運転の実用化に向けた新技術の開発が進められている近況等を踏まえ、「自動運転の実現に向けたASVの推進」を目標に、

●自動運転を念頭においた先進安全技術のあり方の整理
●開発・実用化の指針を定めることを念頭においた具体的な技術の検討
●実現されたASV技術を含む自動運転技術の普及

を掲げ、車両安全対策等による交通事故削減への取り組みを行いました。国土交通省では、交通事故による死傷者数の削減目標に向けて、

①安全基準等(※)の拡充・強化
自己分析等に基づき、安全基準やASV普及策等の車両安全対策について検討

②ASV(先進安全自動車)推進計画
産学官の強力により、新技術の開発・普及促進、およびITS(高度道路交通システム)全体の活動にも貢献

③自動車アセスメント
安全性の比較試験の実施等によりユーザーに情報提供、ASV車両の情報も提供

など、それぞれ、新技術を踏まえた安全基準・普及策の策定、新技術のユーザー理解促進、情報提供による普及促進と安全基準などの連携を行い、車両の安全対策を進めています。

※安全基準…安全基準とは、自動車が安全な乗り物であるために、満足しなければならない性能を規定したものです


4.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「国土交通省の先進安全自動車(ASV)推進計画②」と題し、国土交通省が取り組む先進安全自動車(ASV)に関する技術の開発・実用化・普及を促進するプロジェクト、『ASV推進計画』の第6期の取り組みについてご紹介いたしました。

トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。
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