架装や搭載する装置でさまざまなニーズに対応する特装車② | 特殊車両ならトノックス
1.トラックボディの架装
特装車のひとつ「トンネル計測車」
前回の記事では、特装車とは、「トラックの運転席を示すキャブと、骨組み部分であるシャーシを備えた車両である汎用のキャブ付きシャーシのボディ部分に特別な装置をつけて、一般公道を走行できる車両のこと」と、お伝えいたしました。
▼架装や搭載する装置でさまざまなニーズに対応する特装車①
https://tonox.jp/20220126/blog132/
今回は、特装車の中でも荷物を運ぶだけでなく、掘削機やコンクリートミキサー車のように、用途に合わせた様々な機能を搭載・装備したトラックボディの車両をご紹介したいと思います。
2.トラックのボディタイプ
搭載する特殊装置や架装によって、トラックはいくつかの異なるボディタイプに分類され、同一モデルであってもその外観は全く異なる特徴を持つことになります。代表的なトラックのボディタイプとして一般的に挙げられるのは、荷台が露出した構造の平ボディと呼ばれるタイプです。平ボディは最もオーソドックスであり、様々な構造の架装を実現する汎用性の高さが評価されています。
トラックの特徴は搭載装置や架装によって大きく左右されることは既にふれましたが、現在多くのトラックには実に多種多様なボディタイプが用意されているのも事実で、代表的なトラックのボディタイプだけでも次に挙げるものが存在します。
●平ボディ…荷台部分が露出構造のベーシックなタイプ
●アルミバン…荷台部分にアルミ製パネルで作られた荷室を搭載するタイプ
●ウイングボディ…アルミバンの荷室側面が大きく開放できるタイプ
●冷凍冷蔵車…荷室に断熱・冷却装置を搭載したタイプ
●トレーラー…キャビン部分と荷台・荷室部分を連結し走行するタイプ
●特殊作業車…荷台部分に特殊装置を搭載する作業車両のタイプ
一般に特装車と言われるのは上記のボディタイプの中でも、冷凍冷蔵車・トレーラー車・特殊作業車などに当たります。
トラックは搭載する特殊装置や架装によって特徴が大きく変化します。業種や用途に合致したボディタイプと車両のサイズ、機能の設計は、事業の効率化に欠かせない条件です。
特殊装置など様々な機能を搭載する特装車は、最もベーシックな平ボディのトラックやよくある一般的な特装車と比較すると、製造にかかる専門的な技術、特殊な部品、製造にかかる日数などの関係で、コストが多くかかる傾向があります。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、最も一般的なトラックのボディタイプとその架装、特装車についてご紹介しました。
トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。
当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。
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