株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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トノックスで製造されたパトロールカー | 特殊車両ならトノックス

年度末のトノックスは完成車でいっぱいです!

特に、官公庁様向け特殊車両は年度末納期が多いので、敷地内には特装車がびっしり並びます。
今回は、そんな官公庁様向け特殊車両のうち、黄色い車体に赤白の縞模様が個性的な「パトロールカー」をご紹介したいと思います。

1.道路維持作業車

ホンダ・N-BOXの「道路維持作業車」です。

「道路維持作業車」とは、道路のくぼみやひび割れ、亀裂などが起こる前に修繕を行い、車両の円滑な通行を促すためにパトロールする車両です。 特に通行量の多いところ、大型車両が頻繁に通るようなところは道路の破損が起こりやすいため、定期的に調査を行い、道路維持作業を行う必要があります。
「道路維持作業車」は、道路管理者の申請に基づき公安委員会が指定します。

ホンダ・N-BOXは、日本で一番売れている軽自動車なので、取り回しの良さや広い室内空間で大活躍することでしょう。見慣れた車もカラーでガラッと印象が変わります。

道路維持作業車
道路維持作業車
道路維持作業車


2.湿塩散布車

UDトラックス・クオンがベースの「湿塩散布車」です。

「湿塩散布車」とは、凍結防止剤を道路に撒く車で、「凍結防止剤散布車」などとも呼ばれ、路面の凍結防止、防滑、除雪作業の支援等を目的とし、路面の圧雪又は氷盤状態上に塩化ナトリウム、塩化カルシウム等の防止剤を散布する機械を搭載しています。

総輪駆動のこの車型でしか見られない旧型グリルと現行バンパーの組み合わせがなんとも新鮮です。
通常の大型トラックよりもかなり高い位置に運転席があります。

湿塩散布車
湿塩散布車
湿塩散布車


3.自走式標識車

日野・レンジャーがベースの「自走式標識車」です。

「自走式標識車」とは、工事や作業を行う時の交通規制や渋滞などの各種の情報を提供し、通行している車に警戒を促すための車両です。大きな電子掲示板を装備しているのが特徴です。

高速道路で見かけるあの車も、よく見る白い平ボディートラックから改造しています!
荷台をカットして短縮、黄色全塗装、標識用発電機取付…等々、様々な改造を経ておなじみの姿になります。

荷台部分までを丸々トノックスで製作し、標識装置等の架装を行いました。後ろについているかまぼこのような形状のものは、万が一衝突された際の緩衝材となります。

柔らかそうな見た目ですが固く、中は空洞になっています。

自走式標識車
自走式標識車
自走式標識車
自走式標識車


4.トンネル清掃車

メルセデスベンツ・ウニモグがベースの「トンネル清掃車」です。

「トンネル清掃車」とは、車の排気ガスや泥で汚れたトンネルの壁面に水と洗剤を散布し、回転ブラシを壁面に押し当てて走行しながら洗浄する車両のことです。ブラシに取り付けたセンサーにより壁面までの距離を感知し、壁面間の距離を自動制御し清掃を行います。車体前方についた大きなブラシで高速道路のトンネルの壁面を清掃します。

ウニモグには右ハンドル車もありますが、左側のトンネルの壁に寄って作業しやすくするためにあえて左ハンドルの仕様になっています!

トンネル清掃車
トンネル清掃車
トンネル清掃車


5.道路パトロールカー

ホンダ・フリード(GB7型)の「道路パトロールカー」です。

「道路パトロールカー」とは、道路の安全を確認するためにパトロールを行い、道路の異常発見や交通状況の把握、落下物の処理を行う車両です。また、パトロールカーには回転灯やサーチライト、標識装置、無線機などが、おおよそ標準装備としてついています。

こちらは区が所有し、一般道路をパトロールする車両です。架装実績がない車だと、黄色灯の位置やバンパーゼブラ模様の範囲、微妙な角度等、いろいろ見極め検討を進めながら製作していきます。

道路パトロールカー
道路パトロールカー
道路パトロールカー
道路パトロールカー


6.道路の安全を守る交通管理隊

「パトロールカー」を運転するのは、交通管理隊の人たちです。交通管理隊とは、NEXCO等の道路管理者の下で、道路を定期又は臨時に巡回し、道路の安全と円滑な交通の確保を図ることを業務とする組織です。業務の基本は、日々行っている高速道路の定期巡回です。

定期巡回の目的は落下物や故障車、路面の損傷といった高速道路上の異常をいち早く発見し、道路走行車が安全に、安心して通行できるよう迅速に対処することです。

隊員たちは巡回の経験を積むことで、平時と異なる道路状況を素早く察知する目を鍛えます。