株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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株式会社トノックス第五回軌陸⾞ | 特殊車両ならトノックス

1.軌陸車とは

今回は、トノックスYouTubeチャンネルより、第五回の動画「軌陸車」から、線路の上を走行することのできる「軌陸車」についてご紹介したいと思います。

「軌陸車」とは、特装車の⼀種で、線路(軌道)と道路の両方を走行することのできる車両のことです。⼀般的に、鉄道保線・電車線工事用(線路等工事)または作業に使用する機械を搭載しており、保守用車に含まれます。

保線用鉄道車両は、終列車が通過して線路閉鎖が行われてから車庫を出発し、現場への移動をするという時間ロスが発生しますが、「軌陸車」は、予め現場付近の踏切横などで待機でき、線路閉鎖後にそこから線路内に入り、最小限の移動で迅速に作業を開始することができます。

終電から始発までの 4時間程度しかない⼤都市での鉄道会社など、作業時間が限られる路線で重宝されています。

2.トノックス平塚工場の試験用線路


トノックス平塚工場の試験用線路トノックス平塚工場の試験用線路


トノックスでは、線路の上を走行できる「軌陸車」を製造しています。
トノックス平塚工場では、試験用の線路として標準軌(ヒョウジュンキ)と呼ばれる幅広の線路と、狭軌と呼ばれる狭い線路の2種類を有しております。
幅広の標準軌は日本では新幹線、狭い線路の狭軌は在来線に用いられています。

3.軌陸車の特徴

軌陸車には道路を走行するための車両としてのタイヤと、線路を走るための軌陸装置がついています。

軌陸車の軌陸装置軌陸車の軌陸装置


道路走行時は通常のトラックと同じように、タイヤを使用して走行しますが、線路上に待機した状態では、線路を噛むホイール部分が自動で降下し車体を持ち上げ、線路を走行できるようになります。

線路走行時に降下する軌陸装置線路走行時に降下する軌陸装置


軌陸車についてはこちらの記事もぜひご参照ください。

▼ウニモグと軌陸車①
https://tonox.jp/20210716/blog108/

▼ウニモグと軌陸車②
https://tonox.jp/20210723/blog109/

▼軌陸車とは︖価格と線路作業⽤ダンプとしてのニーズ
https://tonox.jp/20190311/blog04/


3.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、トノックスYouTubeチャンネルより、第五回の動画「軌陸車」から、線路の上を走行することのできる「軌陸車」についてご紹介いたしました。

トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。
ご相談お待ちしております。