株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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特装車の種類② | 特殊車両ならトノックス

1.トノックスと特装車製造


大型車のひとつ、支援車(トノックス工場にて)大型車のひとつ、支援車(トノックス工場にて)


トノックスでは、昭和25年の創立以来、製作個人のお客様の小型車両(宣伝車や移動販売車など)製造のご相談から、国の行政機関・公共団体の大型車両(支援車や津波対策車、軌陸車など)製造のご相談まで、幅広い特装・特装車の設計開発、製造に関わっております。


2.大型車両の種類

支援車

地震・台風・人災などの災害が発生した際に、迅速に対応し現場での情報収集や分析、連絡、指揮の威力を発揮するための車両です。総務省消防庁で管理されており、厳しい災害現場での長期間の滞在を支援するための物資を積載・装備しています。
また、居住スペースに、冷暖房装置、ガス給湯器、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫のほか、ベッド、トイレ・シャワールームや給・排水タンクの他、発電機等を備え、隊員の惨事によるストレスの軽減の工夫がなされています。

津波対策車

津波(大規模風水害対策)車両は、大きいものでは全長約10M、幅約2.5M程の大型で、泥ねい地において高い走破性のある水陸両用バギーやFRPボート、ゴムボート、フローティング担架、スケッドストレッチャー、ドライスーツ、胴付長靴、ライフジャケット等の資機材を積載し、津波や大規模風水害による冠水地域での人命救助に特化した特殊消防車両です。
東日本大震災での教訓を踏まえ、消防庁が消防組織法第50条(国有財産等の無償使用)に基づき、南海トラフ地震や首都直下地震により甚大な被害が想定される地域や全国的な大規模災害への即応体制を考慮し、津波浸水地域における緊急消防援助隊の活動能力向上を図るために全国15消防本部に配備したものです。

軌陸車

軌陸車(きりくしゃ)とは、軌道と道路の両方を走ることのできる車両です。一般的に、線路等の工事または作業に使用する機械で軌道及び一般道路を走行できるものをいい、鉄道保線・電車線工事用などに使用され、保守用車に含まれます。トラックなどをベースに、軌道走行用の装備を付けたもので、道路上では一般の自動車として走行し、線路上では油圧などでレール上に鉄輪を降ろして走行します。

レッカー車

レッカー車は、他の自動車の前輪あるいは後輪を吊り上げ、牽引するための装置を持つ特種用途自動車のことです。故障車両や事故車両、駐車違反車両など、自走させることができない状態の自動車をその場から移動させるために使用されます。

牽引自動車に分類され、主に日本自動車連盟(JAF)のロードサービス隊、自動車修理業者、警察署から委託を受けた車両移動業者、警察、消防、自衛隊などが保有しています。
車両を吊り上げて牽引するための、レッカーブーム(アンダーリフト・ピボットアーム)、クレーン、アウトリガー、ウインチ、補助車輪(ドーリー)などの機材を装備しています。

一般的なレッカー車は普通自動車に分類され普通免許で運転できますが、中型自動車や大型自動車に分類される一部のレッカー車は、それぞれの車両の分類に適合する免許が必要となります。赤色回転灯及びサイレン装置を搭載したレッカー車で緊急走行を行うためには、公安委員会の審査や実務経験などが必要になります。また、クレーン装置やウインチ装置の操作には、玉掛作業者、移動式クレーン運転士、巻上げ機運転者等の資格取得が必要となります。


3.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は当社が製造する特装車の種類(大型車両)について、ご紹介いたしました。小型車両の種類については、「特装車の種類①」をご覧ください。

トノックスは、特装車製造を中心に、塗装や計測解析業務、レストアなども行なっている関東の製造会社です。

個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。

ご相談お待ちしております。