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自動運転車とは?自動運転システムのレベル5段階 | 特殊車両ならトノックス

1.自動運転車とは


自動運転システムとは?
自動運転システムとは?


自動運転車(じどううんてんしゃ 英:autonomous car)とは、人が手動で運転操作を行わなくとも、自動で走行できる自動車のことです。

制御システムが「自律型」であることが要件となっていますが、「自律型の制御システム」とはすなわち「自律型安全運転支援システム」にあたります。

安全運転支援システム(DSSS=Driving Safety Support Systems)

ICカードや光学式の感知器を利用し、交通弱者を支援する仕組みのことで、信号機能の操作や運転者への通知などを行うことで、事故を減らす役割があります。

自律型安全運転支援システム

クルマの運転支援システムの中でも、車載センサーを用いて車両の周辺情報を収集し、それを基に行われるシステムを総じて「自律型安全運転支援システム」と呼んでいます。前方を走る車両との車間距離を適切に保つ制御システムや、走行車両が車線を逸脱した場合にドライバーに警告するシステムなどが該当します。

その他、「ロボットカー」や「UGV (unmanned ground vehicle)」、「ドライバーレスカー (driverless car)」、「セルフドライビングカー (self-driving car)」などとも呼ばれています。


2.SAE(国際自動車技術会)で定義されているレベル

ドライバーの操作や運転技術に頼らずとも、車を安全に運転してくれる自動運転車はまさに理想的な未来の技術です。
AIやIoTなどの先端技術が活用され、今では自動車メーカーをはじめIT企業なども自動運転技術の開発へ参入しており、自動車業界は「100年に一度の大変革の時代」に入っているといわれています。

しかし、人が一切の運転行為をしないでも自動で運転できる車は、残念ながらまだ登場していません。
完全な自動運転車が実用化されるには、まだまだ多くの時間が必要といえます。

日本では、自動運転車はSAE(国際自動車技術会)での定義「自動運転レベル(Autonomous Driving level)」に合わせ、搭載される技術や自動化の範囲によって、自動運転車をレベル0からレベル5までに分類しています。

SAE(ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ 英:Society of Automotive Engineers)とは、モビリティ専門家を会員とする米国の非営利団体で、正式名称は Society of Automotive Engineers, Inc.(ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ・インク/米国自動車技術者協会)。

  • 自動車関連及び航空宇宙関連の標準規格の開発
  • 専門家会議の開催
  • 動力機器に関する書籍
  • 雑誌の出版・数学・科学・エンジニアリングの発展を促す教育的活動

などをおこなっています。
日本支部であるJSAEでは、2022年現在、全国に50,000人近い会員を有しています。

自動運転車のレベル区分

【レベル0】
ドライバーがすべての主制御系統(加速、操舵、制動)の操作を担う。
前方衝突警告 (FCW)などの主制御系統を操作しない運転支援システムもレベル0に含む。

【レベル1(運転支援)】
加速、操舵、制動のいずれか単一を、支援的にシステムが行う。衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転支援システムによる。

【レベル2(部分自動運転)】
システムがドライビング環境を観測し、加速、操舵、制動のうち同時に複数の操作を行う。アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)等がこれに該当する。ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある。
※アダプティブ・クルーズ・コントロール(定速走行・車間距離制御装置 英語: Adaptive cruise control、略称: ACC)とは、先行する車両から安全な距離を維持するために車速を自動的に調整する先進運転支援システムを追加実装したクルーズコントロールのこと。

【レベル3(条件付自動運転)】
限定的な環境下若しくは交通状況で、原則として自動運転システムが全ての操作(加速、操舵、制動)を行い、通常時、ドライバーは運転から解放されるが、緊急時やシステムが扱いきれない状況下では、システムからの運転操作を委譲したいとの要請に応じる必要がある。
日本では道路交通法の改正により、2020年4月から高速道路など一定条件下で公道走行が許可された。

【レベル4(高度自動運転)】
高速道路上、又は極限環境(雷雨、大雨、大雪、あられ、台風、極低温環境、超高温環境といったシステムの正常な動作を妨害するような状況下)以外などの特定の条件下でのみ、加速、操舵、制動といった全操作をシステムが行い、ドライバーが全く関与しない。基本的にドライバーが操作をオーバーライドする必要は無いが、前述の特定の状況下を離れると操作が必要になる。

【レベル5(完全自動運転)】
無人運転。考え得る全ての状況下及び、極限環境での運転をシステムに任せる。ドライバーの乗車・操作・オーバーライド等が必要なく、安全に関わる運転操作と周辺監視をすべてシステムに委ねる。


3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、自動運転車についての基本的な定義と、SAE(国際自動車技術会)で決められている「自動運転レベル(Autonomous Driving level)」の5段階について、簡単にご紹介いたしました。

トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。
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