株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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一般社団法人日本旧車協会の取り組み | 特殊車両ならトノックス

1.日本旧車協会とは?



一般社団法人日本旧車協会は、令和1(2019年)年5月7日に設立され、株式会社トノックスの代表取締役社長である殿内荘太郎氏が代表理事を務める、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)」に基づいて設立された社団法人です。

貴重な文化財である旧車の魅力を後世に伝えるべく、時間と共にその貴重な価値が失われて行くことの無いよう、ただ見るだけでなく自動車と言う特性を味わえるように動態保存し、時には乗って楽しめるような環境を作ることを協会の趣旨としています。

旧車には現代の最新型車に至るルーツがそこにあり、 技術の進化変遷を知るだけでなく、時代を超越した造形美を見ることも出来ます。温故知新と言う精神のもと、その素晴らしさを当時の姿を大切に守りながら子々孫々に伝えて行くための活動をしています。

2.旧車への重課税について

自動車を維持して行く為にはオーナーは経済的な負担は避けられません。 燃料代、駐車場代、保険料などの費用、点検修理などのメンテナンス費用、加えて税金が有ります。 これらの負担は車を所有し使用する限り逃れることはできません。
1台の車を長く愛用すると、経年劣化や消耗により、これらの費用におけるメンテナンス費用が高額になってきます。 そして同じ距離を走る場合にはいわゆる「エコカー」よりも燃料費がかかる車がほとんどです。 この燃料費の中にも価格の3割強を占める揮発油税があり、更にこの揮発油税を含んだガソリン価格に対し消費税が賦課される二重課税となっています。
また、現行の税制度では新車の登録から13年及び18年を超えると自動車税と重量税が重課となります。

自動車税は「グリーン化特例」、重量税は「エコカー減税」の対象でない場合、つまり旧車は環境負荷が大きいとされて一律に税額アップとなります。

確かに旧車は排ガスの浄化や燃費の点では、昨今の車に比べ劣ります。旧車にこだわらず、新型の「エコカー」に買い替えれば良いと言われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし旧車を大事に乗っているのは、気に入っているからであり、まだ問題なく乗れるのに「もったいないから」という気持ちや、愛着があり手放せないからでもあります。または、経済的な理由で新車に買い替えられない場合もあります。

環境負荷の点から重課税とするならば、13年とした線引き自体もそうですが、環境負荷の指数も様々な車を車種問わずに一律に重課税とするのは疑問です。
しかも元々は道路の補修整備、建設の為の道路特定財源として制定され車両重量に応じて課税する重量税も「エコカー減税」の為に13年及び18年を超えると車重は変わらないにもかかわらず、重課税となります。これも矛盾があります。


3.諸外国の車税について

自動車保有に関連する税金について、日本は世界の自動車先進国と比較して高額です。

例えば、諸外国において、新車を取得した時には付加価値税等で日本の倍近い税金がかかりますが、保有し維持する為にかかる自動車関連税は、比較的高いとされる英国でも日本の1/2程度です。ドイツでは1/5、米国は1/30程度です。

そしてこれらの多くの国々では、経年とともに日本とは逆で「減税」となり、更に登録後30年を超えると一定の基準のもとで「自動車関連税が無税となる制度」を作り、旧車を文化的遺産として大切に保存する方向で制定されています。

日本は車の取得時の税負担は他国に比べ少額ですが、取得後にその車を大切に継続して使用し、長く維持・保有していたとしても、初度登録から13年及び18年を超えた段階でなぜか重課税となります。

その車は新車に比べ「排ガス適応性」や「燃費が良くない」等の理由で「環境に悪影響な車」となり、あたかも罰則規定のような重課税を強いられるのは、多くの旧車愛好家やクラシックカーオーナーを悩ませているのが現状です。

自動車は文化であり、旧車は文化的遺産であると考える日本旧車協会は、旧車の使用、維持保存の障壁となっている登録13年及び18年超の車両に高額な賦課を加える現行の税制度を改正し、減税による少額化または無税化を要望するとともに、現行の重課税制度に反対を表明しています。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、一般社団法人日本旧車協会の成り立ちとその取り組みについてご紹介しました。
トノックスは、特装車・架装車・塗装・計測解析業務・レストアなどを専門とする製造会社です。

個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。

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