四輪駆動⾞と「⾼機動型」ウニモグの駆動 | 特殊車両なら トノックス
※ウニモグはグループ会社ワイ・エンジニアリング(株)が日本国内代理店となっております
1.四輪駆動車とは︖
四輪の自動車は、駆動⽅式によって、2輪駆動車と4輪駆動車に分けられ、それぞれに特徴があります。
4輪駆動車は通称「4WD(ヨンダブルディー)」「AWD(エーダブリュビー)」「4×4(フォーバイフォー)」などとも呼ばれます。
2.2輪駆動車と4輪駆動車
自動車は、エンジンの回転を車輪に伝えることで走行(駆動)しますが、その方式には幾つか種類があります。4輪の自動車には、2輪だけ駆動する2輪駆動車と、4輪がすべて駆動する4輪駆動車があります。
4輪駆動車なら、エンジンの駆動力をすべてのタイヤで路⾯に伝えられるので、パワフルな走行が出来ます。高機動型のウニモグは、デフロックという仕組みによって、4輪のうち⼀つでも地面に接していれば、走行可能という機能を有しています。
デフロックとは、デファレンシャルロック(Differential Lock)の略で、左右のタイヤの回転差を固定する機構をいいます。
( Wikipedia より)
デフロックには、駆動輪の車軸(アクスル)の差動装置を固定する「アクスルデフロック」と、四輪駆動(4WD)や全輪駆動(AWD)の⼀部に用いられている、前後軸の回転速度の差を吸収する差動装置センターデフを固定する「センターデフロック」の2種類があります。
普通の車には、デフにロック機構を持たない「オープンデフ」が搭載されますが、オープンデフは雪上や沼地などの悪条件の路面にて、駆動輪のひとつでも空転してしまうと、他のタイヤに駆動力が伝わらなくなり、動けなくなってしまいます。
「デフロック」なら、タイヤの空転を防ぎ、悪路脱出の可能性を向上することが可能です。そのように大変機能的に優れた機構がデフロックです。
3.「高機動型」ウニモグの駆動
「高機動型」ウニモグは2輪駆動と4輪駆動を自由に切り替えることができます。
舗装された⼀般道路を走るときは2輪駆動に、悪路を走るときには4輪駆動に切り替えることで、あらゆる道路を適切に走行できます。
また、ウニモグは高さ46㎝までの障害物なら、乗り越えて走行を続けることも可能
です。
舗装路では2WDが基本ですが、自動的に切り替えるタイプと手動で切り替えるタイプがあり、ドライバーの意思で4WDにできることは、走行安定性を求めるときにも役立ちます。
横⾵の強い高速道路などでは4WD に切り替えることで安定感が増すという効果もあります。
4.まとめ
ウニモグ(UNIMOG)はドイツ語の「UNIversal-MOtor-Gerät」の頭文字をとっており、ダイムラー社による英訳では「universally applicable motorized machine(農業用のエンジン付き多目的作業機械)」と記されます。
元は農業用多目的トラックとして誕生しましたが、現代においては非常に様々なニーズに対応した商用トラックとしての発展を遂げているばかりでなく、災害対策車としても堅い信頼を得ています。
トノックスは多目的作業トラックの製造も⾏っている、特装車・架装車・レストア専門の製造会社です。個人のお客様の⼀台のご注文から、国の行政政機関・公共団体の大口のご発注まで多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる⼀貫体制が整っています。
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