ウニモグとは？【ウニモグの種類と様々な用途】| 特殊車両ならトノックス
※ウニモグはグループ会社ワイ・エンジニアリング(株)が日本国内代理店となっております
1.ウニモグとは？
ウニモグは「UNIMOG」、Universal Motor Gerät（多目的動力装置）という意味からつけられた名前で、60年以上の歴史からなる経験と実績が育んだ“多目的作業用トラック”の代名詞です。
メルセデス・ベンツで有名な、ドイツのダイムラー社が製造・販売する商用トラックの一種で、同社は世界有数のディーゼル・エンジンのメーカーでもあり、商用トラックの分野でも世界中から高い評価を得ていますが、その中でもひと際異彩を放つのがウニモグです。
複数種類の作業用アタッチメントを付け替えることにより、何通りもの仕事を1台のウニモグで行うことが出来るという、極めて経済的で合理的なコンセプトのもとに開発された、とてもユニークなトラックです。
1945年に旧ダイムラー・ベンツ社の航空エンジンの開発責任者がこの唯一無二の車両の設計図を書き、1948年に工作機械メーカーのボーリンガー社により生産が開始されました。
その後、増産に伴いダイムラー・ベンツ社が生産を引き継ぎ現在に至ります。
ウニモグ U400（ Wikipediaより）2.ウニモグの種類
ウニモグには大きく分けて多目的作業型と高軌道型の2種類があります。
「多目的作業型」ウニモグは、最大で４つのアタッチメントをつけ、同時に４種類の異なる作業を行うことができるのが特徴です。
アタッチメントの付け替えも容易にできるため、1日の作業の中で、複数の作業を効率良く行うことができます。複数の動力源が使えるよう設計されており、同時の複数作業に耐えうる丈夫な構造で、アタッチメントは主に油圧で動かしています。
年間を通し１台で何通りもの仕事をこなすことができる、まさに多目的作業のための画期的なマルチプレイヤーです。
オフロード（舗装されていない道路）を走るのを得意とするのが「高機動型」ウニモグです。
走破性能・渡河走行性能が強化され、急な斜面・雪や河川の水・泥に覆われた路面にも対応、人・資材・物資を、安全・迅速に現場まで運びます。ヘリコプターに吊り下げても運べるため、離れた場所へも素早く出動できます。
また、豪雨や強風時など、ヘリコプターによる救難活動が困難な場合や、冠水・倒木などで一般的なトラックや重機が進入不能に陥った道路でも走行が可能です。
運転席からのスイッチ操作でタイヤの空気圧を調整することができ、走る路面の状況に合わせて走りやすい空気圧に変動できます。
その他にも、急斜面や水中での走行にも対応しています。
U1300L 消防支援車（ Wikipediaより）3.ウニモグの様々な用途
「多目的作業型」ウニモグでの作業を行う際には、目的・用途に応じたアタッチメントをつけて行います。
・ソーラーパネルを洗う
・木の枝を切る、木の枝を細くする
・道路の清掃をする
・除雪作業（雪をかき分けて進む、雪を集めて飛ばす、凍結防止剤を撒く）
・農作業（肥料散布・乾燥した牧草の回収・トレーラー牽引）
・競馬場の馬場の整地
などなど、様々な作業を１台で同時に行うことができます。また、線路上やトンネル、高所など通常は作業が難しい場所でも難なく対応することができます。
4.まとめ
ウニモグは非常に経済的で効率化された、多目的作業用トラックの代名詞といわれています。
トノックスは多目的作業トラックの製造も行っている、特装車・架装車・レストア専門の製造会社です。個人のお客様の一台のご注文から、国の行政機関・公共団体の大口のご発注まで多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。
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