株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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事故処理車の画像紹介と装備解説 | 特殊⾞両ならトノックス

1.事故処理車とは?

事故処理車(じこしょりしゃ)とは、警察車両(交通取締用無線自動車)のひとつです。
交通事故が発生した際に現場にいち早く駆けつけ、現場の状況把握・交通規制・事故処理等を迅速に行い、第二の事故発生を防具ための業務を行います。また、飲酒運転やシートベルト着用などの検問にも使用され、交通社会における事故防止を担う車両です。
主に警察署の交通課取締係(高速道路においては高速道路交通警察隊)が保有しています。

事故処理車:ボンゴブローニィ(茨城県警察)Wikipediaより:事故処理車:ボンゴブローニィ(茨城県警察)


2.事故処理車のベースとなる車両

事故処理車両としては、日産・キャラバンが最も多くトヨタ・ハイエース、マツダ・ボンゴブローニィも良く採用されています。
かつてはトヨタ・クラウン、日産・セドリックの2BOXタイプのバンベースが多く用いられており、現在でも地方の警察署ではセドリックバンやリベロカーゴなどの事故処理車が使用されているところもありますが、現在はワンボックスカータイプのバンが主流となっています。
高速道路で使用される事故処理車両は、高い走破性と積載性、追突時のショックを和らげる目的で大型クロカンSUVベース(トヨタ・ランドクルーザー、三菱・パジェロなど)の車両が配備されているところも見られます。

また、宮城県警察や福島県警察では日産・セレナベースの車両も存在しています。警視庁・岩手県警察などの高速隊ではトヨタ・ランドクルーザーが使われていたりもします。


3.事故処理車の種類

様々な会社や組織が現金輸送に携わるため、現金輸送車は使用する車種や運用形態も様々です。

1.ステレオカメラ車
事故処理車の中でも、事故現場の証拠撮影用カメラを装備した車両です。都道府県によって各署1台ずつ配備されているところもあれば、配備されていない警察署もあります。車種はキャラバン、ハイエースのスーパーロングが採用されています。


ステレオカメラWikipediaより:ステレオカメラ


2.サインカー
事故処理車の発展型がサインカーです。主に高速隊に配備され、警視庁などでは交通機動隊にも配備されています。車両の後方に大型LED(フルカラーの場合もあります)の表示板が取り付けられており、後続車に前方の道路状況を知らせる役割を担っています。
その他にもイベント警備や交通安全運動の広報車両として使用されることもあります。
ベース車両には、いすゞ・日野・三菱ふそう等の小・中型トラックを改造したものがよく見られます。


警視庁のサインカーWikipediaより:警視庁のサインカー


4.まとめ

事故処理車は公務で使用されるものですから、厳しい条件をクリアしそれぞれの自治体に合わせたオーダーに柔軟に対応することが重要です。
トノックスは警察向け緊急車両の製造に長年携わっており、スタンダードな事故処理車から最新のハイテク事故処理車まで、幅広く対応しております。
トノックスでは昭和23年の創業より特殊車両を60年以上専門に製造しており、多数の実績がございます。詳しい内容は特殊車両製造専門のトノックスにお問い合わせください。

お気軽にご相談お待ちしております。