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自動運転の最前線2022年② | 特殊車両ならトノックス

1.セカンダリアクティビティの課題


運転自動化により期待されるセカンダリアクティビティ
運転自動化により期待されるセカンダリアクティビティ


2020年4月に、自動運転レベル3(条件付き運転自動化)が事実上解禁され、世間での「自動運転」への関心はより一層高まりました。レベル3の段階では、ドライバーはまだ運転から完全に解放されるわけではありませんが、技術開発や法規制の緩和などと共に、今後は自動運転中に可能になることが増えていくことと予想されます。

自動運転中に運転手ができる運転以外の行為は「セカンダリアクティビティ」と呼ばれ、完全自動運転になると、自動車走行中に制限されていた様々なアクティビティが可能になります。

●通勤と帰宅中を「睡眠」に充てられる
●両手で「食事」を摂ることが可能になる
●到着時間まで「読書・動画鑑賞」ができる
●移動時間を「仕事」に充てられる
●「ゲーム・カラオケ」など娯楽が楽しめる

などです。
自動運転中にドライバーに許容される行為「セカンダリアクティビティ」については、現在の道路交通法上「第71条第五号の五」に定められた携帯電話用装置などの利用を制限する条項を適用しないことのみに留められています。
カーナビやスマートフォンなどの操作が認められる一方、上記の項目はまだ目標段階であり、法的に許容されてはいません。

実用化が始まったばかりのレベル3についての法規制は、安全性を重視し知見を積み重ねたうえで、一定の指針を明示するものと予想されます。

今回は、2022年9月時点の情報をもとに、システムによる監視が主体となる自動運転技術であるレベル3、レベル4を論点に、自動運転各レベルの最前線についてご紹介していきたいと思います。

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2.レベル3は実用化が始まったばかり

レベル3(条件付き運転自動化)は、一定条件下において全ての運転操作をシステム側が行いますが、システムが作動継続困難と判断しドライバーに運転交代要求(テイクオーバーリクエスト)を発した際には、ドライバーは速やかに運転操作を行わなければならないとされています。
日本では、2020年4月にレベル3走行を可能とする改正道路交通法と改正道路運送車両がそれぞれ施行され、公道走行が可能となりました。

レベル3は、完全な自動運転化の前段階であり、自動運転システムと手動運転が混在するレベルとなります。自動運転システム作動時、ドライバーは周囲環境への監視義務を免れることができ、ハンドルから手を離す「ハンズオフ運転」をはじめ、車両前方から目を離す「アイズオフ運転」も可能になります。

自動運転システムが作動可能なODD※(運行設計領域)はシステムごとに異なっており、それぞれの能力と特性に沿って設定されています。
ODDから外れる際や、ODD内であっても何らかの理由でシステムが作動継続困難と判断した際、システムからドライバーに「テイクオーバーリクエスト」が発せられます。ドライバーはこのリクエストに迅速に応答しなければならないため、自動運転中であっても睡眠などの行為は厳禁となっています。

※ODD(運行設計領域、英:Operational Design Domain)とは、設計上、各自動運転システムが作動する前提となる「走行環境条件」のことで、各自動運転システムによって条件は異なり、すべての条件を満たす際に自動運転システムが正常に作動する仕組みとなっています。


3.レベル4は国外では既に実用化

レベル4(高度運転自動化)は、一定条件下において全ての運転操作をシステム側が行い、作動継続が困難な場合もドライバーやオペレーターなどの介入に期待しないレベルを指します。ODD(運行設計領域)内においてドライバーが不要となる自動運転を実現させ、万が一ODDを逸脱する際も、安全に車両を停止させるなどドライバーを必要としない高度な自動運転となります。

無人化のメリットを生かし、移動サービスや輸送サービスの用途に導入を図る動きが加速しています。
実際には、多くのレベル4サービスでオペレーターが遠隔監視・操作システムなどを活用して適時監視や操作介入を行っているのが現状です。

国内では2022年、レベル4によるドライバーなしの運行を「特定自動運行」と定義し、従来の「運転」と区別する内容を含んだ道路交通法の改正案が通常国会で可決されました。2023年4月ごろまでには施行される見通しで、「特定自動運行」に関する運用ルールが細かに整備されれば、社会的なレベル4の実現が可能になります。

国外では、レベル4サービスはすでに実用化されており、米においてはWaymoが米アリゾナ州の公道で2018年12月、セーフティドライバーを同乗する形で有償の自動運転タクシーサービスを開始しました。翌年にはセーフティドライバー不在の完全無人化を達成し、名実ともにレベル4を達成しています。
他、中国、フランス、イスラエルなどがレベル4の公的導入を実現しています。


4.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「自動運転の最前線2022年②」と題して、運転自動化の前段階であるレベル3、高度な運転自動化であるレベル4についてご紹介いたしました。次回は、あらゆる状況下で無人運転を実現するレベルである、レベル5についてご紹介します。

トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

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