黄色い車体の道路パトロールカー | 特殊車両ならトノックス
1.道路パトロールカーとは
「パトロールカー」とは、一般に「パトカー」と略称で呼ばれる車両のことで、警察官が乗車して巡回を行う自動車の総称です。治安維持のために街をパトロールし、犯罪の予防や交通の指導などを行うほか、110番通報があった場合には事件や事故の現場に急行し、犯人の追跡や交通違反の取締りなどを行うのが通常です。消防車や救急車と同じく緊急自動車の指定を受けた車です。
緊急自動車は、道路交通法第39条において、緊急時には法令の規定により停止しなければならない場合においても、停止することを要しないことが定められています。道路交通法第40条においては、緊急自動車が近づいてきたときには他の車両は道路の左側に寄って進路を譲ることなど、その優先性が認められています。
「パトカー」には回転灯やサーチライト、標識装置(ひょうしきそうち)、無線機(むせんき)などがついていて、白黒パトカー、覆面パトカー、交通取締用四輪車(反転警光灯)、ミニパトカー、などの種類があります。
その中でも、「道路パトロールカー」は、道路の安全を確認するためにパトロールを行い、道路の異常発見や交通状況の把握、落下物の処理を行うことが専門のパトカーで、“黄色いパトカー”として認識されています。
2.警察車両ではない「黄色いパトカー」も
高速道路を走行中に、黄色い「パトロールカー」を見かけることがあります。このパトカーの正式名称は「高速道路パトロールカー」といい、黄色い車体で交通管理隊が24時間365日、高速道路を定期巡回し、日勤・夜勤の交代制で業務を行なっています。警察車両ではないですが、交通管理隊として道路法違反を取り締まる業務を担っています。
交通管理隊の主な仕事は、高速道路の通行に関わる道路・交通・気象などの情報を収集し、異常事態発生時には通報・応急処置、法令違反者への警告を行うほか、路上障害物の処理や排除、交通規制・交通整理などです。
交通管理隊は、安全かつ円滑な交通を阻害する事故などの異常事態を未然に防止する役割を果たしているのです。
そのほかにも、交通管理隊は道路を安全に管理するために、「車両制限令」「高さ指定道路/重さ指定道路」「水底・長大トンネルの危険物積載車両」など、法令違反車両の取締りを行なっています。
それぞれ、走行できる車両の一般制限値が『幅:2.5m/長さ:12m/軸重:10t/高さ:3.8m/最小回転半径:12m』以下と定められており、これを超える車両は通行許可が必要です。
高速道路では重量超過などの違反が後を絶たず、道路を著しく劣化させる要因となっているため、インターチェンジの入口や料金所などで車両制限令違反車両の取締りを実施しています。
「道路パトロールカー」には、緊急通信用の無線装置やアナウンス用の拡声装置を搭載しているほか、交通規制の際に活躍する警告旗、発炎筒、パイロン、専用工具などの機材も積載し、さまざまな状況に対応して高速道路の安全を守るよう整備されています。
高速道路の道路状況を把握し、異常事態への対応やお客さまへの情報提供を行う道路管制センター内にある交通管制室では、管区警察局高速道路管理室とともに、異常事態の有無、道路状況、気象状況などの情報を収集しています。
そして、異常事態発生時には現場の交通管理隊などに対し、事態の処理に関して適切な措置をとるよう指示するとともに、必要に応じて警察・消防、救急などへの出動要請、ほかの道路管理者・河川管理者・関係自治体への連絡も行っています。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
黄色い車体の鮮やかな「道路パトロールカー」は、高速道路の交通円滑化のため日々24時間体制で、交通道路のパトロールを行って私たちの安全を守ってくれている、頼もしいパトカーでしたね。
トノックスは、小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造しております。その他、計測解析業務・レストアなど、個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績があり、企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。
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