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ウニモグとは?【多目的作業車の災害救助】| 特殊車両ならトノックス

※ウニモグはグループ会社ワイ・エンジニアリング(株)が日本国内代理店となっております

1.さまざまな災害対策車



日本では、災害が起こった時に出動し、被災した人々を救った、食料や復旧のための資材を運んだりと、災害への対策をする官庁や企業があります。

警察や消防、自衛隊、大手電力会社などでは、いつでも出動ができるように災害に備えて、救助のための必要な設備を用意しています。

警察庁で使用されているウニモグ警察庁で使用されているウニモグ


ウニモグもそのひとつとして各地で導入されています。

例えば日本の警察の水難救助舞台が持っている災害クレーン車は、川などの事故の救助に行く際に使用され、ジェットスキーを積んでいることもあります。

また、電力会社では、災害時に発電機を積んで運んだり、大型の発電機を牽引したりできるウニモグを導入しています。

2.災害現場へ駆けつけるウニモグ


ウニモグは、災害が起こって間もない現場へ、救助のための人員や機材、救援物資などを送り込むことができる車両として、高い信頼を得ています。

それには、2011年3月の東日本大震災での救助、復興活動を始め、2015年9月の関東・東北豪雨での災害救助で活躍など、過去の実績によるところが大きいでしょう。

実際に関東・東北豪雨では、災害現場で動ける車両はウニモグだけでした。
災害などで道が通れない等の場合、ウニモグを遠くに素早く移動させたいときには、金具や網のようなワイヤーでウニモグを抱えるように安全に吊り下げて、ヘリコプターで運ぶこともできるのです。

東日本大震災被災地で活動する緊急消防援助隊大阪府隊東日本大震災被災地で活動する緊急消防援助隊大阪府隊( Wikipediaより)


3.多目的作業車の災害救助



地震や山火事、大雨などの災害で、一般のトラックが行けないような悪路や僻地にも、ウニモグを出動して資材を運んだり、人命救助に携わったりできます。

昔から山林が多い地域では、林野火災耕作車としてウニモグが多く使われてきました。ウニモグをベースにしたベースにした耐熱救助車は、約6000度の高温に耐えうるボディを持ち、毎分3000リットルの水を約60メートル先まで放って消火活動を行うことができます。

また、ウニモグは通常2 ドアの2〜3人乗りが基本ですが、4ドアのダブルキャンプ型なら6〜7人乗ることができます。
ウニモグをベースにした震災工作車は、約1500㎏もの瓦礫や土砂などをすくいあげることができ、搭載しているクレーンは安全な場所からリモコンで遠隔操作することも可能です。

4.まとめ


ウニモグ(UNIMOG)はドイツ語の「UNIversal-MOtor-Gerät」の頭文字をとっており、ダイムラー社による英訳では「universally applicable motorized machine(農業用のエンジン付き多目的作業機械)」と記される通り、元は農業用多目的トラックとして誕生しました。

ところが、現代においては非常に様々なニーズに対応した商用トラックとしての発展を遂げているばかりでなく、災害対策車としても堅い信頼を得ています。

トノックスは多目的作業トラックの製造も行っている、特装車・架装車・レストア専門の製造会社です。個人のお客様の一台のご注文から、国の行政機関・公共団体の大口のご発注まで多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

トノックスでは昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容は、架装車・計測解析業務・塗装・特殊車両製造・レストアのトノックスにお問い合わせください。

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