トノックスが挑む次世代モビリティ開発 | 特殊車両ならトノックス
株式会社ノックスは、次世代モビリティの開発に積極的に取り組んでいます。
この記事では、トノックスが挑む次世代モビリティ開発について、実際の主な事例を時系列で挙げながら時系列でご紹介します。

次世代モビリティの開発
トノックスは、次世代モビリティの開発に積極的に取り組んでいます。
トノックスは、次世代モビリティの開発を通じて、「社会課題を解決するモビリティソリューションの提供者」としての役割を果たします。
環境問題に対応するため、EVや燃料電池車の特装技術を開発し、持続可能な社会実現に貢献しています。さらに、自動運転技術やIoTを活用した車両設計により、高齢者や過疎地の移動支援を可能にし、物流効率化や災害対応車両の提供を通じ、地域社会の活性化と安全性向上にも寄与しようとしています。
こうした取り組みは、単なる車両製造を超え、「移動を通じて人々の生活を支える」存在として、トノックスが社会的責任を果たす姿勢を示しています。
さまざまな取り組みを通じて、トノックスは次世代モビリティの開発と実用化に向けた具体的な成果を積み重ねているのです。
以下に、主な事例を時系列でご紹介します。
ジャパンモビリティショー2023への出展
2023年10月トノックスは、ジャパンモビリティショー2023において、以下のプロジェクトを発表しました。
① 超小型EV技術研究組合(METAx)との協業
車体組立技術を活かし、マイクロユーティリティビークル(MUV)を製作。小型荷物の配送車両としての量産を視野に入れた取り組みを進めています。
超小型EV技術研究組合(METAx社)は、株式会社エイチワン・株式会社山田製作所・ 株式会社都築製作所・ブルースカイテクノロジー株式会社4社で共同研究することを目的に、 経済産業大臣の認可により設立された法人です。
トノックスが持つ車体製造力・生産力と組み合わせることで、量産展開を見据えた開発を行っていきます。
② FLEX社との「夢のクルマ製作プロジェクト」
ランドクルーザー60をガソリンエンジンからEVへコンバージョン(EVコンバージョン)するプロジェクト「ランクル60コンバージョンEVプロジェクト」を実施。
ランドクルーザーとハイエースを専門販売し、クルマを通してお客様が自分らしく輝けるライフスタイルを提案する会社であるFLEXと、ランドクルーザー60を電気自動車に変身させる「ランクル60コンバージョンEVプロジェクト」を発足しました。
クルマの見た目は”あの時”と変わらぬ昔のまま、だけど動力源はエンジンでなく電気モーター。そんな夢のクルマの製作に挑み、販売力と架装技術力を組み合わせた新たな開発を進めています。
③ TONOX計装事業部「POT-HOLE」
トノックスは、路面・トンネルを計測・解析する事業も行っています。
2022年度は国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に「IRI計測技術」を申請し受理されています。
今回は、路面の穴が開いた状態を測定する技術「ポットホール」を出展。センサユニットを車両に取り付け、1cm刻みで路面を撮影、画像から容易に穴の大きさ、高低差を判別・自動位置検出、位置情報(座標)の精度も高いユニットとして紹介しました。
参照:Road to the Japan Mobility Show 2023
ジャパンモビリティショー2024への出展
また、昨年のJapan Mobility Show2023に続き、2024年10月15日(火)~18日(金)に幕張メッセで開催されますJapan Mobility Show Biz week 2024にも出展し、新たに開発した自動搬送ロボットTRAT(型式:TX-UGV01)をお披露目しました。
今回のTRATは、東京工業大学の技術支援を受け、新たなフィールドでの活用を目指しました。TRATの特徴として、
①約300kgの牽引が可能
②1回の充電で3~4時間走行可
③TX-IRIと3Dプロファイラーを搭載し無人での路面計測が可能
④将来的に自動運転化へ向けたアップデート予定
などがあります。
今回はこの搬送用ロボットにトノックスが開発したTX-IRIと3D-プロファイラーを搭載し、無人走行で路面を計測するロボットとして出展。
【Tx-IRIとは】
Tx-IRIは、あらゆる車両等の床下に取り付け可能な路面プロファイラーで、センサBOX内部には、2台のレーザ変位計とIMUセンサが内蔵されており、路面の勾配を精度高く検出します。また、同時にGNSSデータと車速パルスの入力により車両の位置を検出します。
これらをソフトウェア処理により測位座標および距離データに紐づけされたプロファイルとIRIを算出できるTx-IRIは、国土交通省様の技術検討委員会により新技術活用システムとして承認され、国土交通省様の「点検支援技術性能カタログ」に掲載されています。
【3Dプロファイラーとは】
センサユニット内部には、路面横断方向にライン状に照射するレーザ装置と3Dカメラが内蔵され、路面からのレーザ反射光による輝度画像と光切断方式による3D画像を得ることができます。
測定データとしては、路面の「ひび割れ」と「わだち掘れ」を計測でき、Tx-IRIと3Dプロファイラーを組み合わせることで路面計測の「ひび割れ」・「わだち掘れ」・「平坦性・IRI」という路面性状3要素を測定可能です。
技術部の加藤俊彦次長は、「技術の組み合わせで可能性は無限大。今後、自動走行や困難な環境下での活躍を期待している」と述べています。
Japan Mobility Show Bizweek 2024公式サイト: Mobility Show(japan-mobility-show.com)
参照:【平塚市】自動搬送ロボットTRAT、Japan Mobility Showへ出展
https://shonanjin.com/news/hiratsuka-trat-japanmobilityshow/
参照:新規開発自動搬送ロボット Japan Mobility Show 2024に出展!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000124522.html
ティアフォーとの協業開始
2023年6月自動運転技術の開発を手掛けるティアフォーと協業を開始。自動運転技術の開発を手がけるティアフォーが、レベル4水準運転機能に対応した商用車両の生産を加速させるため、車両の特殊設計を担うパートナー企業として協業を開始しました。
トノックスの平塚工場において、ティアフォーが策定する「レベル4自動運転化ガイドライン」に従い、レベル4水準の自動運転機能に対応したEVの量産体制を構築しています。
株式会社トノックスの常務取締役である殿内崇生氏は、
「架装メーカーとして実績と信頼を積み上げた当社と、先端技術である自動運転ソフトウェア開発を進めるティアフォー社との協業は、ハードがソフトの可能性を導き出す新しいクルマ作りへの挑戦です。両社の高い技術力と志を融合させることで、ものづくり企業からモビリティ企業へと進化させ、自動車産業のさらなる発展と移動課題解決に向けて貢献します」
とコメントしました。
参照:ティアフォーとレベル4自動運転EVの量産で協業を開始しました | 特殊車両ならトノックス
https://tonox.jp/20231104/blog217/