株式会社トノックス|神奈川県の特装車工場

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車のDIYは難しい!プロの塗装とは?② | 特殊車両ならトノックス


1.車のDIYは慎重に

車のDIYには正しい知識と慎重な作業が求められる車のDIYには正しい知識と慎重な作業が求められる


車のDIYはなかなかむつしく、素人には手出しができない部分も多いです。しかし、DIYでのメンテナンスは楽しく充実感や達成感を伴い、何より愛着が湧くものです。

ただ、旧車の場合は気軽にやってしまうと変えの効かない大事なパーツを失ったり、大切な愛車の価値を損なったりと痛い目に遭うのも事実です。失敗するのはどんなポイントか、車の塗装どのような仕組みや理屈になっているのか、またどんなことをどのような手順ですればいいのかを理解してから行うことが重要になってきます。

なんとなくやってみればわかる、では非常に危険なので注意しましょう。

2.車塗装のDIYで起こりがちな失敗

新車も長年、悪条件下で乗り続けていると、塗装の劣化が目立ってきます。古い旧車ならば、新車よりもさらに紫外線や雨、鳥のフン、黄砂などの影響を受けやすく、塗装面が化学反応を起こして劣化し、色のくすみや色あせが目立ってしまうことがあります。
ですから、ご自身で塗装をしたくなるのはやむを得ないでしょう。しかし、次のような失敗が起こりやすいので事前にしっかり確認してください。

①ブツブツができてしまう

  • 原因…下地処理の不足や、ゴミや埃などが塗装時に混入したことが考えられます。
  • 対策…塗装前に車を良く洗車、拭き上げをするのとともに、風が入らず粉塵の舞わない作業場所を確保しましょう。
  • 対処法…塗装作業中にゴミや埃を発見したら、注意深く除去し、乾燥後であれば耐水ペーパーで研磨しましょう。


②ゆず肌になってしまう

  • 原因…古い塗装の剥離不足や、塗り込み・塗り重ねの不足が考えられます。
  • 対策…下地処理作業の徹底に加え、スプレーの移動速度を緩め、塗装の重ね塗り回数を増やすことで防ぐことができます。
  • 対処法…乾燥後、いったん耐水ペーパーで研磨をして面を整え、再塗装を施します。


③カラーリングにムラができてしまう

  • 原因…ペイントケミカルの粘度が不適切であったり、塗布パターン・ボディとの距離・スピードなどが不均一であると発生しやすくなります。
  • 対策…スプレーが詰まっていないかを確認したり、良く塗料を混ぜた上で塗布パターンを均一にする必要があります。
  • 対処法…クリア塗布前であれば、ペイント面を良く乾燥させたのち、もう一度ムラ取りのための塗料の塗布を行います。クリア塗布後、乾燥後の場合は研磨してやり直すしかありません。

このように、塗装のDIYはキズの修復や部分程度であれば可能ですが、全面塗装となるとかなり難易度が高いです。全面塗装ならば迷わずプロに依頼するのが良いでしょう。

3.トノックスの電着塗装

2020年10月に創業70周年を迎えるトノックスは、グループ会社である株式会社トップス・ジャパンにおいて、2017年から旧車のレストア事業をスタートしています。

トノックスの旧車レストアの最大の特徴は、電着塗装設備、いわゆる「ドブ漬け塗装」を行えることです。組み上げたボディを、防錆効果がある塗料で満たしたプールに浸し、電流を流して塗料を定着させるもので、カチオン電着塗装とも呼ばれます。

近年、自動車メーカーによるレストアサービスが増え、話題になっていますが、電着塗装設備を活用できるのは、まだまだ耳にしません。本来、新車製造時に使用する設備で、新車の製造ラインを止めて、旧車のレストアを行うことは難しいためです。

ドブ漬けするには、レストア車両のサビをしっかり丁寧に取り除く必要があるので、下準備には熟練の技術とそれなりの時間がかかりますが、電着塗装によるボディ下地の防錆性能は確かです。

4.旧車保存への取り組み

車の塗装は新車製造時からはじまり、ボディのキズやサビ止め、レストアと幅広い領域に及びます。車塗装の品質維持には、塗装に携わる職人たちの思いと技術、設備によって差が出てきます。塗装に限らず、大切な愛車を預けられるプロショップの見極めは非常に重要です。

旧車の場合、本体はもちろん、各部品など既に製造が中止された希少な車両であるため、愛好家同士で希少な部品を融通し合ったり、知識や情報を共有されているのが実態のようです。

代表理事をトノックスの殿内荘太郎社長が務めている「日本旧車協会」では、情報交換をはじめ、レストア技術の伝承や愛車保管サービス、旧車の保存、維持、適正な基準による評価のほか、旧車への重課税改正に向けた活動も行っています。

5.まとめ

トノックスではレストアをはじめ、買取事業にも注力しています。
オーナー様から旧車を買い取り、自社でレストアして販売もしております。車種によりますが、1970年から2000年の間に販売された車両で、動かない事故車や部品のない車(ドア・バンパーなど)、サビがある車も含めてご相談を承ります。

車の架装を行うメーカーの経験・技術・設備を活かし、旧車を愛する方々のサポートをしっかり行っていきたい。それが当社の思いです。

個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。

ご相談お待ちしております。