車のDIYは難しい！プロの塗装とは？① | 特殊車両ならトノックス

1.車の塗装はDIYできる？

電着塗装設備を完備したレストアサービス（トノックス工場より）

車の愛好家ならば、「DIYで愛車の塗装ができたら…。」と一度は考えたことがあるでしょう。
DIY（ディー・アイ・ワイ）とは、専門業者でない一般的には素人が、何かを自分で作ったり修繕したりすることで、近年はTV番組の影響などもあってブームとなっているようです。

英語のDo It Yourself（ドゥイットユアセルフ）の頭文字をとったもので、「やってみよう」という意味から来ています。

DIYの利点は、専門の業者に依頼すると費用が高額になるところ、比較的安価にオリジナルで自分の趣向に沿ったもの、いわば自分だけのための「特注品」をつくることができる点、全ての工程を自分自身でやることにより充実感・達成感を得ることができる点にあります。

深さが浅い小キズであれば、カー用品店などで塗料を入手し、応急処置レベルの作業は行えるでしょう。しかし、時間の経過と共に白っぽくなったり、周辺の色味と微妙に合わなかったりと、なかなか難しいのが実際のところです。

雪国や海沿いのオーナーは、サビ対策のために「防錆（ぼうせい）塗装」を検討することも多いでしょう。ホームセンターなどでも入手可能な、サビ止め専用のスプレー缶を数本購入し車体の下回り全体に吹きかけるだけの簡単な作業だと思い、DIYにトライする人もいるかもしれません。

しかし、実際には想定外の苦労が多く発生します。作業を開始したものの挫折したり、作業はできたとしても想定以上に時間がかかり疲れるなどの割に、サビ止め効果は不明という状況に陥りがちです。

以上のように、素人による塗装はとても難易度が高いようです。
車の塗装を行うプロフェッショナルたちは、実際にどういった作業を行っているのでしょうか？

プロの塗装とは、塗装したことがわからない新車と同じような状態、「新車肌」に仕上げるレベルを言います。

「新車肌」の美しさまでもっていくには、鈑金作業でキズやヘコミをしっかり直し、パテを使って埋めた箇所を、研ぎ澄まされた熟練の指の感覚で滑らかさを確認します。そのあと、手作業でスプレーガンを使用し何層も塗装の層を重ね、完成度を高めていきます。

新車の塗装は一般的に次の４層で構成されています。

車種によってはベースが２層だったり、高級車の場合は7層という場合もあり、その何層にも重なった塗装の一箇所だけを鈑金塗装で「新車肌」に仕上げるには、熟練職人でなければ難しいのです。
最近では、車体のカラーをデジタルで計測して色を生成する調色システムを導入したプロショップも増えているようです。

車両の下回りは見えづらいため油断しがちですが、積雪が多い地域では、良好なコンディションを少しでも長く保つために、新車購入時に防錆塗装を行うことが望ましいようです。

防錆塗装については、高精度かつ長期的なサビ止め効果が期待できる「防錆処理システム」を装備しているか、世界の自動車メーカーで採用されているプロ専用の防錆剤（デニトロール等）などを使用しているか、などの確認をしてから決めましょう。多少予算がかかっても、徹底的に対策を施してくれる業者が良いでしょう。

本格的な防錆塗装をしているのと、していないのとでは、売却の際にも車両の価値が大きく変わってきます。

塗装前に車両のサビをしっかり取り除き下地を整えることが、レストア塗装の最大のポイントです。また、トノックスでは電着塗装設備を完備していますが、いわゆる「ドブ漬け」による電着塗装は塗装にかかる作業時間を大幅に短縮できるうえ、作業者の熟練度にかかわらず「新車肌」を実現できる素晴らしい塗装方法です。

愛車を美しい状態で維持・修復するには、プロによる塗装がおすすめです。
ボディにゴミやホコリが付着しにくく、作業者の健康や自然環境に配慮しながら塗装に最適な環境で作業できるもプロによる塗装ならではです。

弊社では各メーカー初期の新車販売当時から携わるベテランのスタッフが、貴方の大切な愛車の塗装・修理・補修をお手伝い致します。

トノックスは、クラシックカーのレストアをはじめ、以前より小型から大型まであらゆる特装車を開発・製造、計測解析業務なども行なっております。

個人のお客様のご相談から、国の行政機関・公共団体のご相談まで幅広く対応、多数の受注実績がございます。企画・設計から、製造・整備まですべて自社にてまかなえる一貫体制が整っています。

当社では昭和23年の創業より働く車、特殊車両の専門メーカーとして創業70周年を超え、多数のノウハウ・実績がございます。詳しい内容をご希望の方は、お気軽にトノックスまでお問い合わせください。

ご相談お待ちしております。

2020.09.15